中山道の馬篭から妻籠に向かう街道の途中に昔の茶屋の建物が残っています。茶屋周辺にはたくさんの桜があり、その中でも茶屋の真ん前にある桜の大木は毎年見事な花を咲かせ、旅人の目を楽しませてくれます。このルートも近年は外国からの観光客の人気が高く、この街道を歩いているのはほとんどが外国人です。歩き疲れた旅人のためにこの茶屋では地元の人たちがお茶を出してもてなしてくれます。桜と街道歩きの思い出は外国からの旅人に日本の文化と素晴らしい自然を印象付けてくれることと思います。

(渡辺 庸子)