空に出現した巨大な布袋 突然、空に巨大な布袋が現れた。……と言っても多重露光で撮った写真であるが、……以前は、空を見上げると雲が浮かんでいていろんなものに見えた。船、クジラ、鳥、恐竜、人の顔などの形をしていた。そして雲は少しずつ形を変えながら流れていった。楽しくて、いくら見ていても飽きることはなかった。しかし今は、いくら一生懸命に雲を見ていても何にも見えないのである。いったいどうしてしまったのだろう。見えなくなってしまったのはいつ頃からだったのだろうか。(宮原 秀仁) ヒツジグサ春爛漫